こんにちは
今回は南原歴史探索第3弾で「龍師火帝の碑」についてです。
米沢市街地から大平温泉方面に向かう道の途中、旧南原李山分校の手前に「龍師火帝の碑」
の看板が左側にあります。その看板を東に入り農道を進むと川沿いに広めの駐車場らしきものがあり
その先に「龍師火帝の碑」はあります。
米沢市では確か小学校3年生の時に米沢市の歴史を学ぶ授業が私たちの頃にはありました。
その中で、米沢藩家老 直江兼続が灌漑用水の確保を図るために堰を築いて城下の農業の振興
を行ったと学びました。この石碑は、その堰工事の際に、洪水や旱魃から広く人々の暮らしが
守られるように、水の神「龍師」と火の神「火帝」の加護を願い建立されたものだそうです。
なお、現在の碑は平成12年度施工の河川工事に伴い、上流70mからこの地に移転、整備したもの
とのこと。重機もない時代に堰を作り城下に灌漑用水を引き込むという大事業は考えただけでも
大変なご苦労があったのだろうと思います。先人たちが未来の人たちのために残した偉業を
この碑を見ながら感慨深く感じます。ご興味のある方は是非、見て頂ければと思います。
また、近くにはトトロの森がありますのでお出かけになる際は展望台からトトロの森の景色も堪能して
頂けたらと思います。南原は探索してみるととても奥が深いです。